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丸森町編

希少な植物が数多く生息する、水と緑に恵まれた町「丸森町」を訪ねてきました!

阿武隈川

宮城県の南端に位置し、福島県に隣接する丸森町。東北で2番目の長さを誇る阿武隈川が流れており、周辺には希少な植物が数多く生息する自然公園がある、水と緑に恵まれた町です。
まずは丸森町の自然を満喫するために、阿武隈川へ向かいました。ここでは「阿武隈ライン川下り」といって、観光遊覧船の上から河川の景観や巨岩、断崖絶壁などの景色を楽しむことができます。1時間の船旅となり、船頭さんの解説を聞きながらゆっくりと川を下ります。かつて阿武隈川は物資を輸送する水路として江戸時代には舟運で栄えていました。その時の名残を伝えるのがこの「阿武隈ライン川下り」です。四季によっても見せる表情が違うので一年を通して楽しめます。滔々と流れる大河に身をゆだねていると穏やかな気分になり、リフレッシュできます。この阿武隈川は丸森町を代表するスポットの一つだと感じました。

阿武隈ライン川下り

丸森町の誇る、豪商のお屋敷へ!
続いて、町の中心部へと向かいました。地場野菜を提供する飲食店や地元農家で採れた新鮮野菜を販売する直売所にベーカリーや、おしゃれなジェラート店などが集まっています。その中でも町のシンボルとして有名なのが、「齋理屋敷」と呼ばれる豪商・齋藤家の屋敷です。この屋敷の元々の主である齋藤家は昭和初期まで七代続き、丸森町で幅広い商売を展開していましたが、第二次世界大戦後に閉業し、昭和61年に屋敷と蔵の収蔵品が町にそのまま寄贈されたそうです。「齋理」とは歴代当主が齋藤理助という名前を名乗ったことから「齋理屋敷」と呼ばれるようになったとのこと。国の登録有形文化財にも指定されている歴史的な建造物です。
敷地内に入ってみて驚いたのが建造物の多さと敷地面積の広さです。居宅が1棟、蔵が6棟、湯屋1棟に、町が新たに建てた2棟の建物、合計で10棟が、東京ドームのグラウンドの約半分に相当する敷地に建っているのです。表からでは想像もできないような規模の大きさに驚きました。蔵や建物内部には一緒に寄贈された貴重な家財道具が展示されており、齋藤家の当時の繁栄ぶりを垣間見ることができます。今ではなかなか目にすることができない光景に、時代を遡ってきたかのような感覚になりました。

齋理屋敷

地元の食材を使った、彩り豊かな定食をいただきました!
齋理屋敷の建物の中では最も古い、江戸時代の蔵を改装した「大正ロマン喫茶」という喫茶室があり、地元の食材や四季折々のお食事をご提供されているこのことだったので、利用させていただきました。テーブルやイスはアンティーク調に統一されており、壁には古いポスターや看板が飾られ、心地よい明るさの店内は郷愁を感じさせます。ちょうどお昼時だったので定食を注文しました。ツヤがあり甘みがあるご飯は丸森産のお米を使用しているとのこと、春巻は外がパリパリで中は柔らかい鶏肉と梅のソースがアクセントの爽やかな一品でした。新玉ねぎのマリネはシャキシャキとした食感を楽しめました。色鮮やかなサラダや南蛮タレが箸の進む豆腐、どれも趣向が凝らされた目にも舌にも“美味しい”ランチ定食でした。快く写真撮影を許可してくださったスタッフの方々に、改めて御礼申し上げます。

大正ロマン喫茶

自然が豊かで、懐かしい雰囲気の漂う丸森町。訪れた人々に癒しを与えてくれる素敵な町でした。

文:ゼライスだより編集長 橋本泉
※ゼライスだより2018年夏号より引用

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