塩竈市編
港町ならではの食文化はもちろん、歴史があり、自然の魅力に溢れた塩竈の街を訪ねてきました!
奈良・平安時代より荷揚げ港や水産業の拠点として栄え、建立から1,200年以上の歴史を持つ塩竈神社の門前町でもある塩竈市。仙台市と松島町の中間に位置しており、人口は約54,000人です。マグロの水揚げ量が日本有数の塩釜港があり、新鮮な魚介類を使った料理をふるまう飲食店が多くあります。港町ならではの食文化はもちろん、自然の魅力に溢れた塩竈の街を訪れました!
まずは東北一の宮である塩竈神社へ。表坂と呼ばれる202段の階段を登り本堂を目指すのですが、これがとても良い運動になるのです(笑)。日頃の運動不足も手伝い、息も上がり、足がとても重く感じますが、階段を数えながら登りきると言葉にならない達成感を味わえます。登った時にかいた汗と一緒に、体から悪いものが出ていって身が清められた様な気持ちになりました。
本殿へ着くと、そこにはたくさんの方が参拝されていました。この塩竈神社は安産祈願でも有名で、私も一女性として今年一年良いことがあるようにとお参りしてきました!
そんな塩竈神社は地元の方はもちろん県内外から訪れる人々からは「しおがまさま」と親しみを込めて呼ばれています。境内に植えられている塩竈桜は国の天然記念物でもあり、春には淡紅色の大輪を咲かせ人々を魅了します。一年を通して様々な神事が執り行われ、賑わいの欠くことのない場所です。
続いて、海の幸を堪能するために塩釜仲卸市場に向かいました。この市場では鮮魚介類以外にも水産加工品や珍味まで幅広く食材を取り扱っています。場内ではたくさんの店舗が軒を連ね、市場独特の賑わいを見せていました。また食事処も併設されており、場内で購入したものを、その場で焼いて食べたり、自分の好きなものをご飯に乗せる“マイ海鮮丼”を作ることもできます。
さっそく私はマイ海鮮丼作りにチャレンジしました!あらかじめ刺身にされているものを場内で購入するのですが、1パック2~4人前くらいの量で売られているので、ご家族やお友達と一緒に分け合うのがベストだと思います!身が甘い海老、みずみずしいタコ、脂ののった本マグロ、身が締まったマダイ、こりこりとした食感が癖になるホッキ貝、クリーミーでコクのあるウニ、色鮮やかなイクラ。合計7種類の海の幸を贅沢に盛ったマイ海鮮丼に舌鼓を打ちました。
しおがまさまのお膝元、様々な「幸」に溢れたここ塩竈市は訪れた人々の心を豊かにする、魅力ある港町でした。
最後に、塩竈桜(表紙写真)をご提供していただいた塩竈市の産業環境部観光交流課さま、美しいお写真をありがとうございました!
文:ゼライスだより編集長 橋本泉
※ゼライスだより2018年春号より引用