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骨とコラーゲンのはなし

ゼライス中央研究所の研究員が語る

とコラーゲンのはなし

ゼライス中央研究所 山本研究員にお話を聞きました!

人間の体は206個の骨で支えられています。骨は、外部の衝撃から内臓を守り、血液を作り、カルシウムを蓄えるとても重要な役割を担っている存在です。
骨はコラーゲンの表面にカルシウムやリンなどのミネラルが沈着してできたもので、常に破壊と再生を繰り返して古い骨から新しい骨へと生まれ変わっています。これを「骨(こつ)代謝(たいしゃ)」といい、破(は)骨(こつ)細胞(さいぼう)と骨(こつ)芽(が)細胞(さいぼう)の2つの細胞がお互いに綿密な連絡を取り合いながら骨の新陳代謝を管理しています。破骨細胞は古くなった骨を溶かして破壊する「骨(こつ)吸収(きゅうしゅう)」を、骨芽細胞は破壊された骨を元の形に再生する「骨(こつ)形成(けいせい)」をするといった役割を持っています。
髪の毛や皮膚と同様に新陳代謝を繰り返すことで、健康でしなやかな状態を保つことができます。しかし、私たちの体を支えてくれる骨も、年齢と共に骨代謝が衰えます。骨吸収に対して骨形成が追いつかなくなる為に、骨が壊されても修復しにくくなり、結果、骨量が減り、脆くなり折れやすくなるのです。
骨の健康にはカルシウムというイメージが定着していますが、実はしなやかで丈夫な骨を作るには、コラーゲンも非常に重要な役割を担っていることが分かっています。
そこで今回の健康報道部では“骨とコラーゲン”についてのお話を、山本研究員に伺いました!

―山本研究員は普段どのような研究をされているのですか?

当社のトリペプチドの健康への有益性を検証するため、細胞試験、動物試験など基礎的な研究から、ヒト試験までの研究をしています。得られた成果の論文・学会発表や、営業と共にお客様の会社で当社の商品を採用していただくためのプレゼンテーションをすることもあります。
また、細胞実験、動物実験は特に専門的になりますので、大学の先生や研究機関との共同研究になることが多く、同時に研究の方向性の決定なども行います。

―コラーゲンは骨に対してどのような働きをするのでしょうか?

骨というのはコラーゲンの繊維にミネラル成分、カルシウムなどが付着して硬い骨が出来上がるという構造をしています。
一般的に骨はカルシウムの塊だと思う方が多いと思うのですが、実は体積の50%がコラーゲンでできているのです。もし、骨がカルシウムなどミネラルだけで出来ていたら、高いところから飛び降りたときに骨がボロボロと折れてしまうことでしょう。ですが、半分はコラーゲンでできているので、しなやかにたわんで衝撃を吸収してくれます。コラーゲンにはそのような働きがあります。
実は、動物の骨もヒトの骨と同様に、コラーゲンがたくさん含まれています。ですので、骨を原料にして作った豚骨由来コラーゲンや牛骨由来コラーゲンというものもあり、市場でよく使われています。

―コラーゲンが不足すると骨にどのようなことが起きるのでしょうか?

骨のコラーゲンがしなやかさを発揮するには、コラーゲンがしっかりとしたネットワークを形成し、質の良い状態にあることが重要です。コラーゲンの不足はコラーゲンの質の低下を招き、骨の強度がどんどん落ちてしまいます。
また、生活習慣病などによる糖化ストレス、または女性は閉経などによってもコラーゲンの質は低下します。コラーゲンの質が低下すると、たとえ骨密度が保たれていても骨折のリスクが増すことが知られています。
骨密度というとカルシウムやリンといったミネラル成分がどのくらいしっかり詰まっているかを表すものですが、それに加えて、コラーゲンの質も骨の強さにとても重要です。

―骨の質を低下させないためにも、やはりコラーゲンが必要ということでしょか?

まずは、きちんとした栄養を摂るという事が基本だと思います。生活習慣病にならないような食生活が大事です。その上で、年を取ると腸管からの吸収能力が落ち、体内でのコラーゲン産生能力が落ちますので、少しでも吸収性の良いコラーゲンを摂ることが、骨質を低下させない一つの手段だと考えております。

―日々の栄養をバランスよく摂取し健康的な食生活を送ることが大事なのですね?

その上で健康食品を摂取するからこそ意味があると思います。

―トリペプチドは骨にどのように働きかけますか?

骨のコラーゲンを作っているのは骨の中にある骨(こつ)芽(が)細胞(さいぼう)という細胞です。培養した骨芽細胞にトリペプチドを投与すると、細胞が活発にコラーゲンを作ることが分かりました。さらに、骨芽細胞によるミネラル成分の石灰化もトリペプチドにより高まることが分かりました。骨にはコラーゲンとミネラルの両方が必要なのですが、その両方の合成を活発に行うことがトリペプチドの働きです。

―山本研究員からお客さまへ一言

食品には、栄養としての効果のほかに、体を助ける不思議な活性があることが分かってきました。大豆、トマト、緑茶、お魚などが体に良いことは有名ですが、コラーゲンも、昔からフグやフカヒレなどで知られるように、不思議な活性を備えた食品です。そして、その力を最大限まで高めようと開発したのがコラーゲン・トリペプチドになります。
トリペプチドは体の中のコラーゲンが存在するところに移行し、細胞を活性化することで体の働きを助けます。コラーゲンは骨にも、肌にも、腱や関節にも、血管にも、骨膜にも、歯茎にもあります。トリペプチドはそのそれぞれの部位で、それぞれの部位に合った働きをしているようです。美容だけを求めるのは勿体無いほど、その活性は多様で、とっても働き者だなと感じています。
食品のもつ機能性には薬ほどの強い効果はありません。しかし、長い間、悪い食生活をしていると体を壊すことからも分かるように、長い目で見たときにはとてつもなく大きな影響があるのです。大豆、トマト、緑茶、お魚などと共に、コラーゲン・トリペプチドの摂取も日々の習慣にして頂けたらと思います。
コラーゲン・トリペプチドがみなさまの健康な将来の一助となりましたら幸いです。

―ありがとうございました!

 

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